各委員会所信

ACTION

~成功のはじまり~

松田 宏矢
(組織力向上委員会 委員長)

「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。」

私が大学院で研究を行っていた際に出会った、世界の発明王トーマス・エジソンの言葉です。失敗はあくまで成功への過程であり、諦めず行動していくことこそが重要なのです。諸先輩方は時代の変化に応じ、歴史と伝統の中で守るべきもの、変革させるものを見極めながら行動し、笠岡青年会議所を時代の変化に即した組織へと発展させてこられました。次は我々の番です。

近年、笠岡青年会議所は会員数の減少や在籍年数の短期化が進んでおり、このまま行動を起こさなければ組織として衰退、存続の危機に向かうと考えられます。今後も持続可能な組織としてあり続けるためには、今よりもさらに強い組織になる必要があります。このような課題のなかで強い組織になっていくためには、諸先輩方が築き上げてきた組織力に笠岡青年会議所の組織としての可能性や現役会員個々の魅力をプラスすることが重要なのではないでしょうか。

本年度、組織力向上委員会では、さらに時代の変化に即した組織になるためにDX化を推進し、会員が円滑に活動や運動ができる組織改革のための機会を設けます。また、会員誰もが率先して仲間づくりを行うことのできる環境を整え、想いを共有した新たな仲間の入会へと繋げます。広報活動においては、わかりやすく配信をすることで活動地域の皆様に我々がどのような活動や運動を展開しているか、また笠岡青年会議所にしかない魅力が十分に伝わるようPRしていきます。さらに、会員や活動地域を巻き込み、多くの皆様に興味を持っていただけるコンテンツを発信していくことで、笠岡青年会議所のブランディング向上に努めます。

組織力を向上させ、多くの皆様に我々の可能性や魅力を知っていただきましょう。成功の反対は失敗ではありません、歩みを止めてしまうことなのです。完璧じゃなくてもいい、不格好でもいい、悩んでいるのなら一歩を踏み出してみてください。歩みを止めず行動したその先に組織としての新境地が待っていると信じています。成功のはじまりは、いつもACTION。

SYNERGY

~未来へ続くJCへ~

笠原 將弘
 (未来共育委員会 委員長)

「今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。」

これは京セラの創業者、稲盛和夫氏の言葉で、私が感銘を受けた言葉の一つです。今やインターネットやSNSの普及によってあらゆる情報を瞬時に入手することができ、多様性に触れる機会が増加しました。常識と考えてきた価値観にも変化が起こっています。これまで諸先輩方は時代の変化に柔軟に適応しながら、活動と運動を繰り広げてこられました。我々もまちや笠岡青年会議所の未来のために努力を続けることが必要です。

現在、笠岡青年会議所は在籍期間が3年未満の会員が約半数を占めており、JCの意義や本質、魅力を十分に理解し、周囲に影響を与えることのできる会員が減少しています。また、仕事や家庭の在り方の変化により、JC活動に対する姿勢も変化しつつあります。

会員全員がJC活動の面白さや喜びに共感し共に活動できる環境を目指し、相互に学び合うことが重要になるのではないでしょうか。

本年度、未来共育委員会では、「相互に学び成長すること=共育」を柱として、会員が思う青年会議所の意義や本質、魅力を相互に伝え学び合う研修事業と、従来の会員拡大を一度見つめ直し、会員間での想いの共有はもちろん、入会候補者や家族にも共有することで共感の輪を広げていく会員拡大を行います。渉外活動も同様に、これまで参加してきた地域での活動や他団体との連携から一歩踏み出し、地域と共に育むことで成長の機会へと繋げます。時代に即した考え方を学び、まちのためを想い、人とひととが触れあうことで相乗効果を生み出し、更なる成長の機会を創造していきます。  まちや笠岡青年会議所の未来のために、皆で学び、努力を続ける人が集う組織でありたいと思います。【SYNERGY(相乗効果)】は意図せず生み出されることも、自発的に生み出すことも可能です。現役会員もこれから出会う仲間たちも、皆が想いを持って共育することで、可能性は広がり続けます。1+1=「2」では終わりません。「5」にも「10」にもできることを体現しましょう。やり抜きましょう。未来へ続くJCへ、SYNERGY。

CONNECT

~繋げ地域の輪!育め地元への愛!~

森口 佳祐
 (心動かす研修拡大委員会 委員長)

 「手が届くのに、手を伸ばさなかったら後悔する。それがいやだから手を伸ばすんだ。」

これは昔、私が夢中になって見ていた特撮ヒーローの台詞です。自分が何もしないことで多くの機会を失い、後悔していた時に思い返したのがこの台詞でした。創立から66年もの間、 歴史と想いを紡ぎ、まちのために活動や運動を展開する笠岡青年会議所会員の姿は私が憧れたヒーローそのものに感じます。もう二度と後悔することがないよう、まちのために手を伸ばし、機会を掴み取ります。

 

近年、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスは完全終息には至っていないものの、人々の生活は落ち着きを取り戻しつつあるように感じます。しかし感染を防ぐために広がった物理的距離は一人ひとりの関係性に見えない心理的な距離を生んでしまい、人とひと、ひととまちとの触れ合いは未だ希薄になったままのように感じます。人とひと、ひととまちの繋がりの輪を広げ、我々が理想としている明るい豊かな社会の実現に近づくべく、地域のヒーローとして立ち上がります。

本年度、心躍るまちづくり委員会では、地域のヒーローとして我々自身が人とひととの繋がりの大切さを学び、活動地域について知ることでまちに寄り添います。そして活動地域の人々と共に心が躍るまちづくり事業を実施し、地元愛あふれるまちを目指します。また、一年を振り返り活動と運動を共にした仲間と功労を称え合うことで、笠岡青年会議所内にも愛をあふれさせます。

人とひと、ひととまちが繋がることで地域に輪が生まれます。人とひと、ひととまちがまちづくりに取り組むことで地元への愛が醸成されます。地域の繋がりで生まれる輪に、まちづくりにより醸成される愛を注ぎ、みんなで咲かせましょう地元愛という名の大輪の花を。心躍らせ地元愛あふれるまちへCONNECT。